購買者の質問への回答17,651件で、ベンダー自身のサイトのページを調べた
サンプルは、2026年10月4日から23日までに Proofsource が ChatGPT、Perplexity、Claude、Google AI Overviews で購買者の質問(ブランド名を含まない質問)について収集したすべての回答です。76のワークスペース、115ブランド分の17,651件です。
各ブランドについて、自社サイトと、追跡している競合のサイトが分かっています。そのため、引用された各ページがそれらのベンダーのサイトにあるかどうか、そしてそのベンダーが同じ回答で言及されたかどうかを判定できます。
アドレスに「best」または「top」を含むページを「おすすめリスト」、「vs」「versus」「alternatives」を含むページを「比較ページ」としました。どちらかに当たる引用ページ45,576件のうち、3,287件(7.2%)が追跡対象ベンダー自身のサイトにありました。残りはメディア、レビューサイト、そしてワークスペースの誰も追跡していないベンダーのものでした。
ベンダー自身のおすすめリストを引用した回答の38%が、そのベンダーを外していた
ベンダー自身のおすすめリストは、回答とベンダーの組み合わせ1,590件で引用されており、242のベンダーと610の質問にまたがっていました。回答がそのベンダーに言及したのは982件。残りの608件、つまり38.2%(95%区間は35.9%〜40.7%)では言及がありませんでした。そのうち564件では、ベンダー名が回答の本文に一度も出てきません。
ほかのページの方が成績は良好でした。引用されたベンダーのページが製品ページ、ドキュメント、トップページなど比較以外のページだった場合、ベンダーが外されたのは21.4%(12,488件中2,672件)でした。比較ページや代替候補ページはその中間の23.6%(945件中223件)です。ベンダーのページがまったく引用されなかった場合、言及された回答はわずか11.3%でした。
同じ質問で比べると、リストは良くも悪くもなかった
この差の大部分は、おすすめリストがどんな質問で引き合いに出されるかによるものです。同じエンジンが同じ質問に答え、ある日はベンダーのおすすめリストを、別の日は同社のほかのページを引用した236件を取り出しました。これらを平均すると、リストが引用されたときのベンダーの言及率は78.8%、ほかのページでは80.0%でした。
つまり、リストは罰せられもせず、報われもしませんでした。リストは、製品ページでは届かない幅広いカテゴリの質問でベンダーのサイトを読ませますが、そうした質問ではエンジンはほかの根拠から候補リストを組み立てます。リストは名前を提供するだけで、どの名前が回答に残るかを決めるわけではありません。
発行元を最も頻繁に外したのは Perplexity と Claude
ベンダー自身のおすすめリストを引用しながらベンダーを外した回答の割合と、比較以外のほかのページでの同じ数値:
- Perplexity:44.5%(659件中293件)、ほかのページでは35.0%。
- Claude:44.0%(532件中234件)、同38.2%。
- Google AI Overviews:23.7%(194件中46件)、同14.9%。
- ChatGPT:17.1%(205件中35件)、同8.1%。
これまでの調査が数えていたのは、回答ではなく引用だった
Peec は2025年12月から2026年2月にかけて、ソフトウェアのレビューに関する Prompts で232,000件の引用を追跡し、約11%が自社宣伝型のランキング記事から来ていたことを明らかにしました。ChatGPT では3.6%、Google AI Mode と Perplexity ではおよそ10%です。Ahrefs は、ChatGPT があるソフトウェアブランドを推奨した回答の34%で、そのブランド自身のブログのリストが情報源に含まれていたと報告しています。
どちらも、引用または推奨されたブランドを起点にしています。リストが引用されたのに発行元が言及されなかった頻度は、どちらも報告していません。しかし、そのページに費用をかけるベンダーにとって重要なのはまさにそのケースです。
次のリストを書く前に確認すべきこと
- 引用の数ではなく、自社のリストを引用し、かつ自社に言及した回答の数を数えましょう。私たちのサンプルでは、3件に1件以上が言及していませんでした。
- 同じ質問で、自社のほかのページと比べましょう。そこでリストが上回らないなら、リストが広げているのは、もともと選ばれていなかった質問での露出にすぎません。
- エンジンが代わりに誰を挙げたかを確認しましょう。自社のページが手助けしているのは、その企業です。
Proofsource での扱い方
Proofsource は、すべての回答の全文と引用ページを、回答で言及された追跡対象ブランドとともに保存します。自社のページを引用した回答を開き、回答ごとに自社が含まれていたか、誰が含まれていたかを確認できます。
この分析が誤っている可能性がある点
ページの種類は、ページを読んだのではなく、アドレスに含まれる単語で判定しています。アドレスに「best」や「top」を含まないリストは漏れ、これらの単語を含んでいてもリストでないアドレスもあります。また、ベンダーが自社を1位にしていたかどうかも分かりません。これは Peec による自社宣伝型リストの定義であり、今回の中には小売業者の製品ガイドも含まれています。
ベンダーとは、そのブランドと、ブランドが追跡している競合を指します。追跡されていないベンダーのサイトにあるリストは、ここでは第三者のものとして数えています。
名前の判定は独自の抽出によるものです。テキスト照合でも大半は一致しており、ベンダーを外したと判定した608件のうち564件では、ベンダー名が回答にありませんでした。
サンプルは20日間、4つのエンジン、ユーザーが追跡対象に選んだ質問(主にソフトウェア)です。対になる比較は236件に基づくもので、いずれも実験ではありません。どのページを引用するかはエンジンが選んでいます。